ECサイトの業務は多岐にわたりますが、中でも多くのリソースを割くことになるのが受注処理です。受注処理は、複雑な業務や時間の取られる業務が多いため、代行会社への委託も検討する価値があります。代行会社に委託できる受注処理の業務内容や、委託するメリットをご紹介します。
ECサイトにおける受注処理は、商品の受注に関連した事務処理業務全般を指します。主な業務は以下の通りで、広範にわたります。
上記の通り、広範囲にわたる業務をこなさなくてはいけません。ギリギリの人員で運営している場合、注文の急増や事業拡大に追いつけなくなる可能性があります。また、モール毎に仕様が異なり知識が必要とされるため、業務の属人化も起こりかねません。
受注処理の負担を減らしたい場合、代行会社への委託を検討しましょう。人的リソースに余裕が生まれ、属人化のリスクを低減できます。
代行会社では、受注処理や付随する業務の大半を代行しています。主に以下で挙げる業務を委託できますが、業者によって細かな違いがあります。
注文や発送など、受注に関する基本的な業務を委託可能です。また、代行会社によっては入金や返品・交換業務もアウトソーシングできます。
このほか、問い合わせやクレーム処理などの顧客対応や、商品の在庫管理に対応している場合もあります。
代行会社へ受注処理を委託した場合、売上の5%〜10%程度の費用がかかります。月商100万円のECサイトなら、委託費用は5〜10万円です。ただし、委託する業務の範囲・内容によって費用は前後します。一方、月額固定料金の代行会社も中にはあります。月額固定の場合、1〜10万円ほどの費用を見積もっておきましょう。
売上に応じて変わる代行会社と、月額固定の代行会社のどちらがよいかは個々のECサイトによります。複数の代行会社へ相談し、費用を見積もってもらうのもよいでしょう。
受注処理を代行会社へ委託するメリットは、人的リソースに余裕が生まれることです。受注処理は時間がかかる作業も多く、スタッフが足りないと一人ひとりの負担が増加します。代行会社へ委託すれば、スタッフの負担が軽減されるほか、本来の業務へリソースを集中できます。属人化も予防できるでしょう。
また、受注処理にあたるスタッフの確保が不要になります。その分の人件費が浮きますので、コストカットにつながる可能性もあります。
ECサイトにおける業務の中で、多くのリソースを取られる受注処理。単純作業が中心ですが、業務に時間がかかるほか、属人化するリスクがあります。
代行会社へ委託すれば、ECサイト運営に余裕が生まれ、浮いたリソースを他の業務に割り当てられます。受注処理が負担になっている場合は、代行会社への委託を検討してみましょう。
戦略立案や制作、広告運用など販促業務、受注処理やカスタマーサポート、物流などバックエンド業務と、EC運営では検討すべきことが山積み…。さらに、売上げを伸ばすためにはこれら各業務を連動させ、効果を最大化させることが必要とされます。
販促からバックエンドまで一貫してサポートできる会社へEC運営代行を依頼すれば、販促業務の施策改善・バックエンド業務の対応品質向上を両面から支えてくれます。
部分的ではなく販促業務・バックエンド業務を図り、多角的な施策を実行していくことが次なる成長のポイント。EC運営に必要な業務を一括で任せることができる支援範囲の広さから、的確なアプローチができる会社を紹介します。
制作やマーケティング支援だけではなく、システムの開発や1日7,000件を超える受注・顧客対応(※)など細部の業務まで一貫して支援し、モール・カート仕様へ深い知見があるのが特徴。
・広告に手を尽くしたのに十分な集客効果が出なかった
・顧客が定着せず離れていってしまう
等の課題を抱えているEC事業へ、制作や店舗・商品設定ノウハウを生かした多様な施策を提供します。
販促業務支援
広告だけではなく、カート・モール仕様に合わせた施策提案を実施。クリエイティブ最適化や、商品レビュー活用、LTV(顧客生涯価値)の引き上げなど課題に合わせたアプローチ方法を提供します。
バックエンド業務支援
Yahoo!・楽天の公式コマースパートナーにも認定(※)されており、楽天直販店舗のバックエンド業務代行も行うCS対応品質が特徴。顧客対応データを、問い合わせの削減やページ改善などに活用しています。
流行を抑えた新しい集客手段や海外への物流支援、さらにはメーカー向けの販路拡大のDXサービスを展開するなど、新たな顧客層に向けたアプローチ手段を豊富に持っているのが特徴。
・顧客のトレンド感度が高く、情報の目新しさが必要
・新規顧客へ向け、プロモーション方法を模索している
といった企業へ、モール広告など既存集客方法にこだわらない新しい接点を提供します。
販促業務支援
SNS広告やインフルエンサーマーケティングに加え、ライブコマースに特化したアプリの運営も行っており、幅広い集客手法の提案が可能。新しい手法を積極的に利用し、新規顧客層へのアプローチが期待できます。
バックエンドの業務支援
全国15拠点に倉庫を保有し、グローバル出荷は200か国へ対応可能です。(※)国内・越境ECのどちらも支援可能であり、事業成長フェーズに応じて、必要な物流機能を柔軟にカスタマイズすることができます。
※1 参照元:オンサイト公式(https://on-sight.biz/service/e-commerce/)2023年5月12日時点
※2 参照元:いつも公式(https://newgraduate.itsumo365.co.jp/about/)2023年5月12日時点
【選定条件】
2023年5月12日時点、「EC運営代行」とGoogle検索し表示される86社より、公式HPに実績(※3)を明記している30社を選定。
そのうち、運用後の体制(内容・頻度)について明記している11社より、
売上拡大に必要な幅広い提案ができるとして、支援範囲が広い(※4)会社2社を選定しています。
※3 実績:取引件数もしくは取引社数の掲載有無で判断。
※4 支援範囲が広い:以下のEC運営に必要な一連の業務である6項目(戦略立案・広告運用・制作・受注処理・カスタマー対応・物流支援)への対応可否を公式HPに記載の情報から判断。11社のうち、「オンサイト」「いつも」のみ、6項目すべてに対応。